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【住職の言葉】「即位の礼」の日に思う。「楽」を手に入れるには(10/22の朝礼にて)

町屋光明寺 住職の言葉

本日、天皇陛下が即位されたことを披露する
「即位の礼」が執り行われます。

王立国家である私たちにとって、
皇位継承が問題なくなされたことは
大変喜ばしいことでしょう。

過去には天皇という地位を巡って、
皇族が2分して争う南北朝時代のような動乱もあり、
多くの国民がそれに巻き込まれました。

もっとも、時の政権を手中に収めようとする
足利尊氏が糸を引いたわけですが。

大きな権力は方向性の統一と素早い判断には有利です。

しかし、その利権が強大であればあるほど、
それを欲する者、守ろうとする者、利用しようとする者などにより
混乱を招くことがあります。

自らの意思を嗣いでくれる人を後継に指名したい
という気持ちならまだ分かりますが、

単なる地位や財産の利権を欲する為の争いは
疲弊しか招きません。

つまり、権力を持った人が一番しなければならないことは、
継承のトラブルを起こさないことでしょう。

そういう意味で、現在の皇位継承は
天皇陛下の指名制では無く、

皇室典範という法令に従うことになっていますので、
争いにはならず、システムとして完成しています。

しかし、国民である私たちの地位や財産は未だに指名制です。
(遺留分はありますが)

それ故トラブルも起こりやすいのです。
寺院や納骨堂を運営していると、そんな話もよく耳にします。

お釈迦様は「我」を滅することを「楽」と示されました。

しかし、人の欲望は「我」となり、
いつも人に付いて離れません。

本当の「楽」を手に入れるためには、
やはり仏様の他力にお任せすることになりそうです。

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